家で自粛する今にこそ聴きたい曲3選

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コロナウィルスが猛威を振るい、緊急事態宣言も延長の見込み。
家にいる時間も増え、楽器の練習もなかなかできない人も多いのでは?
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

せっかく家にいる時間、好きな吹奏楽曲に囲まれるひと時があってもいいのでは。
ということで、現役もOBOGも楽しめるオススメ曲を、1週間連続でお伝えします。

第4弾は邦人作曲家による作品を紹介します。

コンチェルト・グロッソ(天野正道)
いきなりマイナーな?選曲ですが本日の一押しの作品です。

天野正道さんといえば、作品がコンクールの自由曲としてもよく選曲されており
GRや近年ではパラフレーズ・パァ 《スタティック・エ・エクスタティック》 アヴェック・アン・プロローグ・エ・レピローグなど聞いたことがあるかと思います。

が、今回おすすめなのが、この曲、コンチェルトグロッソです。
この曲はサックスアンサンブルが大活躍する作品。
もちろんサックス以外のパートも演奏していて楽しめる一曲です。

バンドとサックスセクションがインタープレイを繰り広げるスタイルで、
タイトルの古めかしいイメージとは裏腹に、ポップスのエッセンスも加わったスタイリッシュな作品です。








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たなばた(酒井格)
爽やかで親しみやすいメロディー、モダンなリズムとハーモニーが大人気の一曲。
稀代のメロディー・メーカーであり数々の優れた楽曲を吹奏楽界に提供している酒井 格のデビュー作にして最大のヒット作。「おおみそか」「七五三」と続く年中行事三部作の篇首。

実に爽やかな魅力のある傑作である。初めて聴いた時には、野球でど真ん中のボールを見送った-そんな感覚を覚えた。あまりにも「真っ直ぐ」で…。日本人にとって親しみやすい旋律、モダンなリズムとハーモニー、そして吹奏楽の”お約束”が随所にちりばめられている。全ての楽器に聴かせどころがあり、作曲者の奏者に対する並々ならぬ愛情が感じられるのである。私などは中間部を終うグロッケン・ソロに、その愛くるしい女性奏者の姿まで想起させられてしまう。





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三つのジャポニスム(真島俊夫)

こちらも有名な一曲。『三つのジャポニスム』は、2001年に東京佼成ウインドオーケストラの委嘱で、真島俊夫により作曲された作品で、日本的な題材を西洋的技法で表現しているのが特徴です。

「鶴が舞う」「雪の川」「祭り」の3曲で構成される。全曲の演奏時間は、約18分である。

鶴が舞う(La Danse des Grues)
丹頂鶴の求愛ダンスを吹奏楽で可憐に表現している。鶴が舞う場面には、うちわの紙を外し2つをたたき合わせ表現される。ピッコロ・オーボエ・ソプラノサックスなどのソロがある。また途中、鶴の羽ばたきと鳴き声の描写が入る。
雪の川(La Rivière Enneigée)
冬の渓谷を静かに流れる川に、雪がしんしんと降り続ける墨絵のような光景を描写している。川が流れる音には、高さの異なる竹の筒をウィンドチャイムの吊るし棒に糸で垂らし、手で揺すり表現される。コーラングレ・ソプラノサックス・フルートのソロがある。
祭り(La Fête du Feu)
日本の夏に行われる情熱的な踊りや祭を表現している。途中、入道雲のある夏の空を描写した部分がある。また、ねぶたのリズムが使われている。クラリネット・フルート・銅鑼・ティンパニのソロがある。 





第1弾はこちらから



第2弾はこちらから


第3弾はこちらから


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